初心者教室

初心者教室 > 平成22年度(2010年度)第13期初心者教室

4月は新入学・新入社など新しい環境に飛び込む機会の多い時期。明日、朝霞弓連にも25人の初心者教室生が入ってきます。 教室生の皆さんは、弓道に初めて触れる期待感と道場に初めて足を踏み入れる緊張感を心に秘めながら来られることと思います。 連盟会員一同、暖かく迎え入れる準備をしてお待ちしていますので、気を楽にして道場にお越しください。

【第一回】 4月10日、気持ちの良い陽気の中、今期の初心者教室が始まりました。初回の参加者は23人でした。 教室は会長の挨拶から始まり、指導員・補助員の紹介、全員の自己紹介、道場内での注意事項・弓具の説明と続きました。 自己紹介では、教室生の皆さんが初心者教室に申し込んだ理由も聞くことができました。 きっかけは皆それぞれに違いますが、この先も初心を忘れず長く弓に取り組んでもらえることを期待しています。 休憩を挟み、これから教室で使用していく弓と?(ゆがけ)を選んでもらいました。 取り扱い方法は次回以降教えていきますので、大切に使っていってくださいね。 最後に前年度初心者教室卒業生の坐射(ざしゃ)を見学してもらいました。一年後の自分の姿を重ね合わせた方もいるのではないでしょうか。 次回からは、実際に身体を動かして弓道の基礎を学んでいきます。初めは筋肉痛になるかもしれませんが、頑張っていきましょう。

【第二回】 4月17日、二回目の初心者教室が行われました。参加者は21人でした。 弓道の教室は参加者全員が整列し正坐になり、先生の挨拶から始まります。 正坐は正しい姿勢で坐るという意味ですが、正坐の仕方を習う機会はあまりありません。 そこで今回の教室は、弓道の基本の姿勢と動作の中から、立った姿勢・坐った姿勢、立ち方・坐り方・礼を教えることから始まりました。 姿勢や動作が綺麗になるのも弓道の魅力の一つですね。 その後、弓に弦を張る・外す方法、安土に的を付ける方法を教えて実際にやってもらいました。 次回以降は、教室開始の前に弓具の準備と道場の整備をよろしくお願いしますね! この後、弓を引く動作「射法八節(しゃほうはっせつ)」の指導に入りました。 初めて教わることばかりで覚えるのが大変だと思います。 基本を正しく身につけることは上手になる一番の近道ですから、先生の話を良く聞いて実践していってください。 毎回復習・予習を兼ねて、テキストを見返してから教室に臨んでくださいね。

【第三回】 4月24日、三回目の初心者教室が行われました。参加者は22人でした。 今回はなんと…、教室の後半に的前から的に向かって矢を放ってもらいました。 予定よりも早い時期での的前行射になりました。 弓を引く動作の全てを先生に補助してもらいながらの行射でしたが、矢を放つことの爽快感を感じていただけたかと思います。 これから徐々に自分の力で弓を引けるようになっていきますので、一人で矢を放てた時の喜びを味わえるのもそう遠くはないと思います。 教室前半は、射法八節を徒手(としゅ)・ゴム弓・素引きにて練習してもらいました。 繰り返し稽古することによって、正しい射形を身体に覚え込ませていきましょう。射法八節の各名称と順序は極力早く暗記してくださいね。 来週土曜はゴールデンウィークがある為、初心者教室はお休みします。

【第四回】 5月8日、四回目の初心者教室が行われました。参加者は18人でした。 一回お休みを挟んだことで、前回の教室から2週間空いてしまいましたが、射法八節は覚えていましたでしょうか? まだ身体に染み付いていない段階ですから、各動作で何をするのか迷いながらおこなっている状態だと思います。 早く上達するためにも、教わったことをノートに記録したり、家でテキストを見ながら動作の復習をしたり、工夫をしてみてくださいね。 今回も、前半は射法八節の稽古(徒手・ゴム弓・素引き)をおこないました。 何回も何回も繰り返したので、疲れたのではないかと思います。休憩を挟み、的前で各自1本を引いてもらいました。 「引分け」は大きく、「離れ」は怖がらずに思い切りよく離れられるように心掛けましょう。 その後、基本の動作のうち、歩き方と歩行中の回り方を練習しました。これから「体配(たいはい)」の稽古も入ってきますので、頑張っていきましょう。 今回休まれた方も次回は来てもらえることを期待しています。

【第五回】 5月15日、五回目の初心者教室が行われました。参加者は23人でした。 今回は始めに、練習に来ていた他連盟の知り合いの方に「四ツ矢」を引いて頂き、見取り稽古をさせてもらいました。 見取り稽古から学べることは多いですから、先生方の射を何度も見て勉強するようにしましょう。 指導の方は、全員で素引きをした後に2つのグループに分かれ、射場では的前行射(一人2本)を、控えではゴム弓と体配の練習を行ないました。 私は控えの方にいましたが、皆さん真剣に取り組んでおり体配の覚えも良いように感じました。 次回は射場で入場から退場まで通しておこなう予定ですので、今回習ったことを実践してみてくださいね。 これから夏に向けてどんどん暑くなっていきます。現予報では、22日は28℃とのこと。体調管理に気を付けて弓を引きつつ元気に過ごしていきましょう。

【第六回】 5月22日、六回目の初心者教室が行われました。参加者は17人でした。 先生が埼玉県弓道選手権に出場されていた為、先生不在の中で教室がおこなわれました。 その為、的前行射はおこなわずに体配を教える時間を多く取った教室内容になりました。 初めに、いつも通り射法八節を徒手・素引き・ゴム弓にて練習してもらいました。そろそろ、射法八節の各名称と順番を覚えてきた頃でしょうか? そのうち教室生の皆さんに声出ししてもらうかもしれませんからね。 その後、体配の稽古に移りました。「立射(りっしゃ)」での入場から退場まで一連の動作について説明し、繰り返し練習してもらいました。 今回も新しいことをたくさん教えましたので、一度に覚えるのは大変だと思います。分からないこと、忘れてしまったことがあればどんどん聞いてくださいね。 最後に「的張り」を経験してもらい、この日の教室は終了となりました。次回は的前で引けると思いますので、楽しみに来てくださいね。

【第七回】 5月29日、七回目の初心者教室が行われました。参加者は21人でした。 素引き・ゴム弓にて射法八節の練習をした後、前回の復習として体配(立射で入場から退場まで)をおこないました。 並行して、後ろの控えでは前回欠席した人が体配を習っていました。 他の人に追い付くために少し急ぎ足になってしまいますが、きちんとフォローしますので休むことがあっても気おくれせずに来てくださいね。 その後、矢を1本持って5人で入場し、体配を付けて的前で引いてもらいました。それを2周行ったところで時間になり今回の教室は終了となりました。 次回は、一手(矢2本)の見分け方・扱い方を教える予定です。立射での体配で新しく覚えることはあと少しです。 射法と体配、弓道ではどちらもおろそかに出来ません。しっかりと学んでいきましょう。

【第八回】 6月5日、八回目の初心者教室が行われました。参加者は23人でした。 素引き・ゴム弓にて射法八節の練習をした後、一手について矢の見分け方を説明し、実際に一手持って番(つが)え方や取り矢などを練習してもらいました。 一手(ひとて)とは、最初に引く矢「甲矢(はや)」と次に引く矢「乙矢(おとや)」を一組とする矢2本組の呼び名です。 しっかり覚え、繰り返し練習して慣れるようにしましょう。休憩の後、一手持って立射で入場し、そのまま的前で引いてもらいました。 これからは坐射の稽古が入ってきます。 初心者教室後の16時から行っている経験者教室では坐射を見学できますので、時間のある方は残って見取り稽古することをおすすめします。

【第九回】 6月12日、九回目の初心者教室が行われました。参加者は22人でした。 今回は素引き・ゴム弓にて射法八節の練習をした後、すぐに立射で入場してもらい、体配の指導も行ないつつ的前で一手引いてもらいました。 それを二回、計4本引いてもらいました。4本という本数は今までで最多ですが、それでもたった4本です。 1本1本を大切に、どうすれば教わった引き方が出来るのかを考えながら取り組んでいただければと思います。 途中、休憩を挟んだ際に先生から縦横十文字・三重十文字・五重十文字の講義がありました。 テキストにも少し載っているので、復習がてら見てみてくださいね。これは弓を引く上で基本となるものですので、しっかりと身に付けていきましょう。 関東も梅雨入りしましたね。今期は一度も雨に降られず天候に恵まれているなと思っていましたが、梅雨の時期はそうはいかないと思います。 雨だと道場まで来るのが大変な人もいるかもしれませんが、雨や暑さに負けずに頑張っていきましょう。

【第十回】 6月19日、十回目の初心者教室が行われました。参加者は20人でした。曇天のとても蒸し暑い一日でした。 最初に素引きで八節の練習をした後、立射で体配を付けて一手を引いてもらいました。 その後、これから学んでいく坐射の見本を補助員5人で行い、それを見学してもらいました。 見学の後は、実際に身体を動かして坐射を体験してもらいました。 初めておこなう動作なので戸惑いがあったと思いますし、跪坐(きざ)の姿勢も辛かったことと思います。 過去の初心者教室生も初めは苦労していましたが、必ず出来るようになります。繰り返し練習して一つ一つの動作をしっかりと身に付けていきましょう。 最後に、的前で1本引いて今回の教室は終了となりました。 初心者教室は前半の10回が終了し、次回からは折り返しに入ります。

【第十一回】 6月26日、十一回目の初心者教室が行われました。参加者は17人でした。 今回は教室開始前に素引きで身体を慣らしてもらい、教室開始後すぐに坐射の稽古に入りました。 弓と矢を持って入場から退場まで、弓は引かずに動作のみをおこなってもらいました。 前回練習した個人の動作に加え、5人で坐射を行う際の立つタイミングや弓を立てるタイミングなど、全体の流れも含めて練習しました。 これからは新たに習うことは減っていき、習ったことを身に付けるための練習時間が増えていくと思います。根気よく練習していきましょう。 休憩後に、的前で一手2回引いて終了となりました。 今回は参加者が少なかったのですが、次回はまた多くの人が参加してくれることを期待しています。

【第十二回】 7月3日、十二回目の初心者教室が行われました。参加者は22人でした。 始めに全員で素引きを行ったあと、坐射の稽古に入りました。5人一組で入場から退場まで全て通しておこなってもらいました。 前の人から順番に弓を引いていくので、一立ち行うのに時間がかかります。 見学している時間が長くなりますので、その時間を有用なものとする為に動作を頭に入れることを意識して見取り稽古をしていただければと思います。 休憩後、残りの時間を目一杯使って的前で引いてもらいました。 補助無しで坐射が出来るようになることが初心者教室の目標です。弓を引く稽古にも時間を使いたいので、坐射の動作は早めに覚えてしまいましょうね。

【第十三回】 7月10日、十三回目の初心者教室が行われました。参加者は19人でした。 教室が始まるまでの時間、教室生の人達が自主的に坐射の体配を確認し合ったりしている姿が見受けられます。 嬉しくもあり、自分も初心を忘れずに稽古しなければと反省もしました。教室生から教えてもらえることは多いです。 今回も、前半は坐射の稽古を、休憩後は的前で行射の稽古を行ないました。体配・行射問わず教わっていると疑問がたくさん出てくると思います。 その時は思い切って聞いてしまいましょう、丁寧に教えてもらえますよ。 あと、弓を引く時に補助が無いと引き分けが小さくなってしまう人が多いです。補助が無くても大きく引くことを意識して練習してくださいね。 次回以降の教室も今回と同じような教室内容になると思いますので、飽きずに粘り強く取り組んでくださいね。

【第十四回】 7月17日、十四回目の初心者教室が行われました。参加者は17人でした。 今回も前回同様、坐射の稽古から始まりました。そろそろ全体的な流れがつかめてきた頃かなと思うのですが、いかがでしょうか。 全員そろって動作する時に、周りの人の動きを見てから動作をおこなうと遅れてしまいます。 まずは、しっかりと流れと動作を覚えること。覚えたら自信をもって堂々と動作すること。大変ですけど頑張っていきましょう。 休憩後、先生から弓矢・?の取り扱い方についてお話がありました。皆さんが使っているのは連盟所有の弓具です。 借りている弓具は自分のもの以上に大切に扱ってあげましょう。 残りの時間は、的前で行射の稽古を行いました。 次回は、道場に弓具屋さんが来てくれる予定です。初心者教室終了後も弓道を続けると心に決めた方は、弓道着・袴の購入をお勧めします。 値段は上下で一万円くらいです。その他、弦と弦巻も高いものでなくて良いので一緒に購入してしまいましょう。 猛暑の日が続いています。教室の時間中も水分補給をこまめにして、体調管理に気を付けてくださいね。

【第十五回】 7月24日、十五回目の初心者教室が行われました。参加者は18人でした。 今回も、前半は坐射を、後半は的前で行射の稽古を行ないました。皆さん、前回よりも上手になっていることが見てとれます。 初心者教室も残り1/4。最終日に綺麗な坐射が出来る様、この調子で頑張っていきましょう。 今日は弓具屋さんが来てくれ、13人の教室生が弓道衣を注文しました。私宛てで発送してもらうことになってますので、届いたらお渡しします。 早くて31日、遅くても8月7日には渡せると思います。弓道衣を着て弓を引くのを楽しみにしていてくださいね。

【第十六回】 7月31日、十六回目の初心者教室が行われました。参加者は16人でした。 先週、弓具屋さんに注文した弓道衣が午前中に届きましたので、教室前に渡すことができました。 急いで発送してくれた弓具屋さんに感謝です。早速、注文した人は着方を教わりながら弓道衣を着て教室に臨みました。身も心も引き締まりますよね。 教室は、前半に坐射の稽古、後半に行射の稽古を行いました。教室で教えている内容には、すぐに直せること、すぐには直せないことがあります。 射を直すには時間がかかりますが、体配での間違いを直すことはすぐにできます。指摘された間違いを繰り返さない様にして次に生かしてくださいね。 初心者教室最終日の準備も始めています。修了証書や射会の賞品など。皆勤賞もありますので、現在皆勤中の3人は出来れば残りも休まず参加してくださいね。 残りもあと4回、暑い日が続きますが頑張っていきましょう。

【第十七回】 8月7日、十七回目の初心者教室が行われました。参加者は16人でした。 今回も坐射の稽古から入りました。全体的にはある程度形になってきたように思います。 ただどうしても、本座に跪坐すると膝が前に出ていたり揖(ゆう)が全く合わなかったりと、気を付ければ出来るはずのことが出来ていない部分も見られます。 今は何をすべきなのか次に何をするのかを考えながら全ての動作を気を抜かずにおこなうことを心掛けてくださいね。 休憩後は行射の稽古を行いました。4ヶ月前は弓を持ったことも無かった訳ですから、教室内の限られた時間でよく引けるようになってきたと思います。 これからも基本を大切にして弓を引いていきましょう。

【第十八回】 8月21日、十八回目の初心者教室が行われました。参加者は20人でした。 前回の教室から2週間空いたので、参加者が減らないか、体配を忘れていないか心配でしたが、久し振りの参加者20人ということで安心しました。 ただ、体配はちょっと忘れている人もいましたね。 教室前半は坐射で一手2回行ってもらいました。その後、先生から全日本弓道連盟の組織と初心者教室終了後の流れについて説明がありました。 初心者教室終了後は朝霞市弓道連盟に入会していただき、土曜の同時間帯におこなう経験者教室で引き続き弓道を学んでいくことになります。 まずは、来年6月の初段審査が目標でしょうか。頑張っていきましょう。 休憩後に時間ぎりぎりまで行射の稽古をして終了となりました。 残暑が厳し過ぎる日々が続きますが、次回が最終日前に練習できる最後の教室です。極力参加していただいて、覚えたものを再確認しておきましょう。

【第十九回】 8月28日、十九回目の初心者教室が行われました。参加者は17人でした。 今回もいつもの教室と同じ流れで、初めに坐射を一手2回おこない、休憩後は行射の稽古を行いました。 まだ、坐射を補助無しでおこなえる段階まではいっていませんが、初心者教室終了後も稽古は続きますので引き続き学んでいきましょう。 経験者に混じって指導を受けることで、より成長できると思いますよ。 過ぎてみると早いもので、初心者教室も残り1回となりました。 来週の最終回は、修了式ということで演武(一手坐射1回)、競技(一手立射2回)を計画しています。これまでの稽古の成果を堂々と披露してくださいね。

【第二十回】 9月4日、二十回目の初心者教室が行われました。参加者は17人でした。 今回は、立ち順を決めるためにクジを引いてもらうことから始まりました。 もうこの辺りから普段の教室とは違う雰囲気を感じますよね。高揚感?緊張?どのような感情を持ちましたでしょうか。 教室の内容は、初心者教室の総仕上げとして坐射で一手、休憩後に立射で一手2回の計6射を引いてもらいました。 その後に同的中(てきちゅう)数の人による遠近競射(えんきんきょうしゃ)にて順位を決めるという流れで進みました。 皆さんそれぞれ、今まで学んできたことを精一杯披露してくれたと思います。 最後に修了式にて、射会入賞者と皆勤者の表彰、修了証書の授与を行いました。皆勤は3人、準皆勤は4人おりました。すばらしいです。 今後も弓道を続ける人、続けない人もおりますが、初心者教室に入って良かったと思ってもらえるようであれば何よりです。 9月23日には朝霞市民弓道大会が開催されます。今期初心者教室卒業生の部もありますので、奮って参加してくださいね。 楽しい一日になること請け合いです。

初心者教室卒業後は、皆さん経験者として経験者教室で稽古します。 日時は初心者教室と同じ毎週土曜日の14:00から16:00です。初心者教室開催期間中の経験者教室は16:00から18:00でしたが、初心者教室終了とともに繰り上がります。

9月23日(秋分の日)、今期生初の試合である「朝霞市民弓道大会」が開かれました。卒業生の参加は12人、全体で47人が参加し、今年度も大変賑やかな射会になりました。 卒業生はこれからの月々の射会に参加し、どんどん結果が出せるように頑張って練習を続けていってください。 次の目標は来年(2011年)6月、昇段審査での「初段」です。

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